くらし情報『ロウ・イエ&ジャ・ジャンクー最新作を特別招待「第25回東京フィルメックス」ラインアップ発表』

ロウ・イエ&ジャ・ジャンクー最新作を特別招待「第25回東京フィルメックス」ラインアップ発表

デビュー作『樹上の家』で注目を集めた新鋭チューン・ミン・クイの2作目の長編である本作は、カンヌ映画祭ある視点部門で初上映された。『黙視録』
シンガポール、台湾、フランス、アメリカ

ロウ・イエ&ジャ・ジャンクー最新作を特別招待「第25回東京フィルメックス」ラインアップ発表

家族でのピクニックのビデオ映像をじっくりと見ている若い父親。彼の幼い娘は行方不明になっている。このビデオは、若い両親が持っている娘の最新の映像のようだ。ほどなくして、行方不明の娘の映像が入ったDVDが家族の玄関先に届き始める。誰かがこの家族を長い間監視しており、おそらく娘を取り戻す鍵を握っていることが明らかになる。

ヨー・シュウホァの『幻土』に続く新作長編『黙視録』は、犯罪スリラーとして幕を開ける。シンガポール警察が所有する膨大な数のCCTV映像が駆使され、比較的あっけなく事件は解決するが、スリラーの枠組みをあっさりと超え、現代の孤立と監視文化についての、巧妙で、陰鬱で、瞑想的で、最終的には不可解さを含んだより多層的な物語へと変質を遂げる。


大量監視の時代に見る、見られるということはどういうことなのか。私たちの身近にあるこの大きな問いを考察することで、この作品は人間の孤独や脆さを見つめている。ヴェネチア映画祭コンペティション部門で上映。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.