「メアリー&ジョージ 王の暗殺者」ジュリアン・ムーアが共演者たちを語る
演技がとても見事で、ジョージが成長し、自身の可能性に気付いていくのがわかります」とガリツィンの演技を称讃し、「当時女性の自分ではできないことを、代わりにジョージにやらせるんです。常にジョージが自分のパートナーで、ふたりで成し遂げていくんだと強く思っています」とメアリーとジョージの関係性について言及する。
「私が興味深かったのは、彼女が息子ふたり(次男のジョージと三男キット)を英才教育しようとしたことです。どうしたらこの子たちを成功させられるだろう?母としてできることは何だろう?そして2人を教育する中で、次男ジョージの魅力に気づきます」と語り、「とてつもない野心を持っているわけでもなく、教育を受けたいという願望もない。でもジョージはとても美しく、魅力的で、メアリーはそんな彼に可能性を見出します」と説明する。
そんな女性の権利が制限される時代を描く本作には、メアリーのほかにも多くの女性が登場する。
エリザベス・ハットン役のニコラ・ウォーカー、アン王妃役のトリーヌ・ディルホム、サンディ・ブルク役のニアフ・アルガーとの共演を「最高でした。才能のある女性ばかり」と圧倒されたと明かし、なかでもメアリーと愛人関係になるアルガーとは「すぐに意気投合した」