「LOST」ソーヤー役 J・ホロウェイ “惜別”インタビュー「これから寂しくなるね…」
悪いことをすれば必ず直ちに因果応報があることを思い知るんだ。意地悪をしたり、人を利用したりすればいつもしっぺ返しを喰らう。そこがいいんだ」。
その後、徐々に内面をさらけ出し、変化を遂げていくのだが、ソーヤーが“良い人間”になっていくことに驚きもあったのでは?
「確かにちょっとね。だけど、ずっとワルになり過ぎてほしくないと思ってたよ。殺されてしまうんじゃないかって気になってね。キャラクターの寿命も考えて、できるだけ人間味のあるところを強調するようにしたんだ。最初は俳優としてそこが一番難しかったよ。
ソーヤーは、オレが考えてたよりはるかに辛辣なヤツだから、人間味のあるところを見せるチャンスがあれば最大限に強調したんだ。脚本家の方もソーヤーをキャラクターとして進化させ始めてくれた。彼が悪いことをすると必ずしっぺ返しを用意して、うまくバランスを取ってくれたんだ」。
6年間にわたって出演してきたとあって、その思い入れの強さはひとしお。ソーヤーに、そして「LOST」に別れを告げる心境をこう語る。
「ほろ苦い気分だね。こんなに長いことやっていると、ソーヤーが自分の一部になってしまって、実在の人間みたいな感じでね。