くらし情報『オリジナル映画の担い手たち 第12回 周防正行「AIは映画監督に代わる存在になる」変化と技術革新の享受』

オリジナル映画の担い手たち 第12回 周防正行「AIは映画監督に代わる存在になる」変化と技術革新の享受

オリジナル映画の担い手たち 第12回 周防正行「AIは映画監督に代わる存在になる」変化と技術革新の享受

『Shall we ダンス?』(96)や『それでもボクはやってない』(07)で知られる周防正行監督にとって、『舞妓はレディ』以来5年ぶりとなるオリジナル作『カツベン!』。今から100年前に映画が「活動写真」と称されていた時代、無声映画の上映中にその内容を解説しながら登場人物の声色までを演じる「活動弁士」は華やかな存在である一方、時代と共に必要とされなくなっていく「光と影」も描かれている。

漫画や小説をもとに実写化される「原作モノ」が全盛の中、オリジナル映画に果敢に挑んだ人々を取材する連載「オリジナル映画の担い手たち」。第12回は、周防正行監督が「映画監督の未来」について語る。

――時代の流れと共に消えていく職業として、活動弁士が描かれていました。「映画監督」という職業については、どのようにお考えでしょうか。

変わっていっていると思います。それぞれのやり方も違うし、今はiPhoneでも映画を撮れる時代。
「今日から自分は映画監督です」といつでも誰でも言える。YouTubeだってあるわけです。監督になるための方法が全く異なっています。僕が監督になろうと思った時なんて、日本映画なんか誰も相手にしていない時期。

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