2014年7月11日 08:30
IIJ、日本初のAzure閉域網接続サービス「ExpressRoute」を提供開始
IPsecによるVPNでも安全だが、トラフィックがベストエフォートである点や、一般のインターネット網を利用しているため、セキュリティ面での懸念があった」と説明した。
また、インターネットイニシアティブ専務執行役員 クラウド事業統括時田一広氏は、「これまでクラウドは、今あるオンプレミスのシステムをクラウドに持っていって利用する流れだったが、今後はクラウドとオンプレミスを一緒に管理するエンタープライズクラウドが本格化していく。これからクラウドは、次のフェーズに移っていくので、マルチクラウドサービスを展開していきたい」と語った。
今後両社は、ExpressRouteのサービス提供開始に向けて技術協業を進めるとともに、共同マーケティング活動及びお客様への提案活動における連携を強化し、今後3年間で200社への本サービス提供を目指す。
インターネットイニシアティブ 代表取締役社長 勝栄二郎氏は、今回の協業について「今回の協業により、IIJ GIOとAzure、それとお客様のオンプレミスの環境を安全に接続でき、マルチクラウド環境が実現する。クラウドの成熟に伴い、用途にあわせて、複数のクラウドサービスを適宜使い分けたいというマルチクラウドニーズが高まってきている。