オーバークロック・メモリの効果とは? キングストン「HyperX Predator」を試す (1) 簡単にオーバークロック動作が行えるキングストンメモリ
○PCを構成する重要なパーツの一つ「メモリ」
マザーボードでも、メモリのオーバークロックへの対応をうたっている製品は少なくない。だが自分で設定を行おうとすると項目の多さでつまづきやすく、結局標準のSPD設定のまま使用している方も少なくないと思う。しかし世の中にはオーバークロックメモリという製品が存在し、簡単にオーバークロック動作が行える仕組みも整えられている。そんなオーバークロックメモリの製品の一つが、今回紹介するキングストンの「HyperX」シリーズだ。
キングストンといえば、個人からも法人からも厚い信頼が寄せられているDRAMモジュールシェア世界第一位の企業。その製品には期待が持てる。とはいえ、そもそもメモリのクロック周波数を上げることに意味があるのか、という時点から疑問に感じている方も少なくないだろう。今回はその疑問に応えるべく、検証を踏まえながら紹介して行きたいと思う。
○XMPに対応したメモリはオーバークロック設定が書き込み済み
今回お借りしたのは、キングストンのオーバークロックメモリブランド「HyperX」の中でも、特に熱分散力の優れた大型ヒートシンクを搭載した「HyperX Predator」