2020年2月6日 10:00
『おかあさんといっしょ』“第四の壁”と子ども夢中にさせる仕掛けとは
そんな子どもを引きつけるため、同作では「画面から直接視聴者に語りかける手法」を取り入れている。
また、そのほかにも「具体的に参加できる要素」として、劇中には大人気の体操「からだ☆ダンダン」「ブンバ・ボーン!」、手遊びでおなじみの「パンダうさぎコアラ」「こぶたぬきつねこ」、そして「おまめ戦隊ビビンビ~ン」など、おなじみの人気曲が多数登場。すりかえかめんやお兄さんとお姉さんたちから、映画館の子どもたち、お母さん、お父さんたちに様々な指令が飛び、周りにいるお友達といっしょに力を合わせて物語に参加できる様々な仕掛けが散りばめられている。
「どんな仕掛けを作れば、子どもが参加できるのか、例えばどう問いかければ答えを言ってもらえるのか、親に一緒に歌ってもらうためにはどうするのか、劇場でどんな遊びが考えられるのか、そもそも参加するとはどういうことか、心理的についていく仕掛けは出来ないのか、など様々なアイディアを出し合いました」
ストーリーありきで参加要素を盛り込んでいったのではなく、そこで出たアイディアを活かせる形で、映画全体のストーリーを構築していった。劇中では、「一緒に●●しよう!」や「●●してね」