2014年9月4日 12:54
「机上でのものづくり」を推進する新開発の小型3Dプリンタ - ローランドが発表
ローランド ディー.ジー.は9月3日、東京・浜松町の同社クリエイティブセンター内において報道関係者向けイベントを開催し、"机上でのものづくり(Desktop Fabrication)"の新たなあり方を提案するデジタル製品新シリーズ「monoFab」の立ち上げを発表。その第1弾として、3次元積層造形機(3Dプリンタ)の「ARM-10」と、小型3次元切削加工機「SRM-20」の2機種を紹介した。
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○3Dプリンタ市場に新規参入
発表会では、まずローランド ディー.ジー.の四半世紀に渡る3D事業の歴史が紹介された。1986年に世界初の卓上サイズの切削加工機「CAMM-3」を開発した同社は、"机上での身近なものづくり"をコンセプトに数々の切削加工機を生み出し、ものづくりのデジタル化を推進してきた。
今回の「monoFab」シリーズは、それを一歩推し進めて新たな創造の世界を実現するためのもので、切削加工機に加え、同社としては初となる3次元積層造形機(3Dプリンタ)もラインアップしている。
同社によれば、素材を削って加工する「切削」