2014年9月4日 12:54
「机上でのものづくり」を推進する新開発の小型3Dプリンタ - ローランドが発表
と、無から盛って造り出す「積層」という2種類の加工方法を提供することで、ものづくりに新たな価値と楽しみをもたらすことが狙いだという。monoFabというネーミングは、monozukuri(ものづくり)とDesktop Fabricationからの造語で、「イメージを形に」という同社のビジョンを表現しているそうだ。
ちなみに、切削機は精度の高い加工を追求できるが複雑な形状は苦手。逆に3Dプリンタは複雑な形状を造形するのが得意。両者の使い分けをすることで、これまでは難しかった加工・造形ができ、夢やアイデアをより具体的な形に落とし込むことが可能になるという。
会場ではプロダクトデザイナーの安富浩氏(コトック株式会社)の協力のもと球形アクティブスピーカーを試作する様子がビデオで紹介され、プロトタイプの製作プロセスにおける可能性の大きさがアピールされていた。
○小型3次元切削加工機「SRM-20」
続いて、今回発売される2機種の特長や詳細なスペックも紹介された。まず、「SRM-20」は同社のデスクトップ切削機「MODELA MDX-20」の後継機となる製品で、一般的な家庭用電源で使用することが可能。