事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (174) 建築業の工程管理にiPadとFileMakerを導入し工期を4週間も短縮
この3つの要素をすべて取り込んでiPadからスムーズな操作感で利用できるアプリとしました。各現場の状況を俯瞰的に確認でき、工程の進ちょく状況は色分けすることで視覚的に分かる工夫も加えています」と語る。
入力されたデータはすべてU-NEXUSのホスティングサービスを利用してクラウド上に保存されるため、現場で入力されたデータは本社のパソコンからリアルタイムで確認できる。
開発プロジェクトのリーダー、横田志幸氏はFileMakerの選択理由を次のように語る。
「今回はタブレット端末にiPadを利用するとのご要望でしたので、サーバ(FileMaker Server)やアプリの開発・運用環境(FileMaker Pro)、iPad/iPhone用クライアントアプリ(FileMaker Go)がパッケージになっているFileMakerプラットフォームを利用できました。FileMakerは各種テーマが用意されているなど、デザイン面を作り込まないで済み、プログラミングに集中できるので開発効率が高いのです。本件の開発期間は3カ月くらいですが、もし同じアプリをスクラッチから開発したら半年くらいはかかっていたと思います」