くらし情報『事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (174) 建築業の工程管理にiPadとFileMakerを導入し工期を4週間も短縮』

2014年9月10日 09:00

事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (174) 建築業の工程管理にiPadとFileMakerを導入し工期を4週間も短縮

また、一般のiOSアプリでは公開するためにアップル社の承認が必要になるが、FileMaker Goはすでに審査に通っているアプリなので、サーバ側さえ開発できれば、すぐに現場で使い始められるのも利点だ。

「開発で力を入れた点は、操作に対する反応スピードとユーザビリティでした。スピードに関しては、オフライン環境での操作性を高める工夫を施しており、画面の表示速度に関しては現在でも改善を続けています。ユーザビリティに関しては、文字入力を極力少なくして、タップ操作で扱えるように作り込みました」(横田氏)

○工期短縮で生まれた余裕を品質向上や低価格化などで顧客に還元

「会社としては、現場監督には先行逃げ切りで工事を進めてほしいのです。4カ月の工期であっても、実際には3カ月で終わって、最後に時間をかけて検査を行い完璧な仕上がり状態でお客様に引き渡したい。働く人もその方が万事に余裕をもって仕事ができ、土壇場であたふたしなくて済むので、働きやすい環境になるはずです」(森藤氏)

iPadの導入によって工期を大幅に短縮できたことで、現場監督の仕事に余裕が生まれてきたという。工期が4カ月のころは1人の現場監督が常時10件の現場を担当していたが、工期が3カ月に短縮されると重複する工事の件数も減るので、担当現場は8件ほどに減った。

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