くらし情報『事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (182) グローバル展開する材料メーカーがiPadで提案・承認業務を効率化』

2014年9月30日 09:00

事例で学ぶiPhone/iPad活用術 (182) グローバル展開する材料メーカーがiPadで提案・承認業務を効率化

と語るのは、Global営業支援部長の内田純氏だ。

同社の取り扱う素材はカタログにして50冊、1つのカタログは標準サイズで電話帳くらいもある。外見はどれもペレットと呼ばれる粒の状態なので、写真で見せても製品特性は何も伝わらない。熱特性や電気特性などさまざまな技術データを提供することが自社製品のアピールとなる。

「膨大な技術資料の中から、お客様ごとに必要な情報を探し出して提供していくのが重要な仕事ですから、営業先に持っていく資料は大量にならざるを得ません」(内田氏)

従来の営業スタイルでは、なかなかスマートな情報提供はできていなかったと、日本営業本部課長の光安崇行氏は振り返る。

「グレードごとのカタログから技術資料まで紙カタログが大量にあって荷物は相当重くなりました。ある時期からPCを使い始めて、紙カタログと組み合わせた営業をしていましたが、お客様から受けた質問に関する資料を紙で用意していないと、『ちょっと待ってください』といってパソコンを立ち上げるのですが、起動に5分くらい要してしまい、そこでコミュニケーションが止まってしまいました」
こうした課題を解決するため、同社ではスマートデバイスが出回り始めた2010年ごろに、各種デバイスを業務改善ツールに使えないか調査を開始した。

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