2014年10月1日 09:41
日本4大フェス「RSR 2014」に無料Wi-Fiスポットを設置 - 石狩DCの挑戦
という。一方で、「昨今は、スマホのテザリング機能やポケットWi-Fiで無線LANが使えるようになってきているので、主催者側としての提供は縮小気味」(武田氏)という。
今回の連携には、どのような背景があったのだろう。
「RSRの開催地である北海道・小樽市の石狩湾新港の近くに、さくらインターネットの石狩データセンターがあります。同じ地域に根ざすものとして、自社サービス・同データセンターを活かした貢献を目指しました」(宮下氏)
やはり、今回の同エリアへのWi-Fiスポット設置を後押ししたのは、「さくらインターネットの石狩データセンタへの近さ」であろう。同データセンタは、イベント開催エリアの中でも「BOHEMIAN GARDEN」に最も近く、肉眼で確認可能な距離に位置する。「中継するポイントを増やすことなくスポットの設置が行えたことは、コスト面でメリットだと感じた」と武田氏は述べる。
イベントにて同社は、ネクステックの太陽光で動く無線アクセスポイント(AP)「Poggimo(ポジモ)」を2台設置。
アンテナはデータセンタの屋上に設け、無線LANブリッジにて電波を中継し、PoEのインジェクタとハブを介してAPに接続する構成だ。