2014年10月2日 22:47
「ウエアラブル・エプソン」発表会 - 腕時計型デバイスのキーワードは"脈拍"
腕時計型の「PULSENSE」と「WristableGPS」には共通して脈拍センサーを搭載。手首の動脈に光を当てて、脈拍をモニタリングする。激しい運動をすると正しい心拍数を計測しにくいが、加速度センサーによって体の動きを検知してアルゴリズムでノイズを除去するため、より正確な脈拍計測が可能となった。また、前モデルでは3つのICに分かれていたものを1つに統合した専用ICを開発。実装面積で従来比50%以下の小型化を実現した。
健康管理向けの「PULSENSE」、ランニング向けの「WristableGPS」と用途が異なるため、それぞれ脈の取り方もちがう。「PULSENSE」はシングルセンサーで、4秒ごとに脈を取る。一方で「WristableGPS」はダブルセンサーで、毎秒脈を計測する。
また、ゴルフスイング解析システム「M-Tracer For Golf」の新モデル「MT500GII」は、センサー部分の性能は前モデルのものを踏襲しているが、より使いやすく機能を向上させた。○脈拍センサーで他社と差別化できた
続いて、販売戦略について、エプソン販売 新事業推進部長 西岡茂樹氏が説明した。西岡氏は、加速度センサーに加えて脈拍センサーを搭載したことで他社と差別化できた、と自信を持って語った。