Windows 8.1ミニTips (68) 意外と便利な「ファイル履歴」 - 復元編
を選択し、「~ファイルをスキップする」をチェックオンにしてから、上書きするか否かをファイルごとに判断してほしい。
○特定のファイルを復元する
ファイル履歴を使う上で意識しておきたいことは、世代バックアップに対応するためファイル名に変化を加えるが、基本的には単純にファイルをバックアップしている点だ。指定したドライブのルートに「FileHistory」フォルダーを作成し、サブフォルダーにはバックアップデータをそのまま格納している。
そして、ファイル名にはUTC(協定世界時)ベースの日時を加えて、世代バックアップを実現する仕組みだ。
さて、前述したファイル復元のウィンドウは、基本的にエクスプローラーベースで実行しているため、比較的柔軟な操作が行える。残念ながらドラッグ&ドロップによる復元はサポートしていないものの、メニューからファイル内容の確認や復元、フォルダーを指定した復元も可能だ。
この仕組みと操作方法を覚えておけば、不意にファイルを上書き保存してしまった場合も、バックアップ間隔によっては以前のファイルを無事に取り出せるかもしれない。○バックアップ間隔を変更する
ファイル履歴のバックアップ間隔は既定値で1時間が選択されるが、この設定は詳細設定から変更可能だ。