中田英寿ら以来の代表ピッチを目指す"史上最強のベルマーレ"の若武者4人
○テレビ越しの代表戦に自身を投影する遠藤航
走力を前面に押し出したハードワーク。球際の強さ。縦へ素早く攻める姿勢。アギーレジャパンが基本布陣とする「4‐3‐3」は、マイボール時には「湘南スタイル」の源流をなす「3‐4‐3」に様変わりする。共通点の多いアギーレジャパンへの現時点での最短距離にいるのが、21歳のDF遠藤航となる。
リオデジャネイロ五輪を目指すU‐21日本代表で主軸を務め、アギーレジャパンのコーチにも名前を連ねる手倉森誠監督から高い評価を受けている守備のオールラウンダーは、アギーレジャパンが戦った4試合を「自分ならばどれだけできるのか、という思いで見ている」と打ち明ける。
「A代表は常に狙っている。昨シーズンのJ1で戦った選手が招集されている点でも身近に感じるし、3バックでも4バックのセンターバックでも、もっと言えばボランチでもアンカーでも、すべて同じクオリティーでプレーできるようにしたいし、その準備はしています」。
3バックの右を務める今シーズンは、堅守を支える一方で積極果敢な攻撃参加から7ゴールをマーク。フィニッシュに絡んでいく意欲もさらに高まっている。
○永木亮太と菊池大介が共有する来年への誓い
衰えを知らない運動量でボールに絡み、スペースへ走り続ける26歳の永木は、自身のストロングポイントがアギーレジャパンのアンカーやインサイドハーフでも発揮される光景を具体的にイメージしている。