くらし情報『山田祥平のニュース羅針盤 (37) 日本マイクロソフトが"新しい働き方"に挑戦する意味』

2014年10月29日 13:41

山田祥平のニュース羅針盤 (37) 日本マイクロソフトが"新しい働き方"に挑戦する意味

そして、個人の働き方のみならず、思いもかけないビジネスが生まれてくる可能性を探る。

たとえば、自宅にオカムラの高級事務椅子を買っている人が意外に多いといった状況も把握できた。高級椅子を買うのは、自宅でのデスクワークをオフィスと同じくらい快適に行うためだ。あるいは、外で携帯電話を使って連絡をとるときにどうしてもまわりの人に聞かれたくない話は、個室やカラオケボックスが便利と、そんな場所で仕事をしている社員もいる。今回の賛同企業の中には第一興商といった名前もあり、昼間のカラオケボックスとテレワークのビヘービアを観察しながら、その場所で何かできないかといったことを模索しているのだそうだ。

同社代表執行役社長の樋口泰行氏は立場上この日も出勤していた。記者説明会に社長室から会議ソフトのLyncで出演し、強制的に会社にこれない状況を作り、それでもきちんと仕事が動くという実感をもってもらいたいし、災害、家庭の事情などがあっても、こうしたことができるのだという練習ができればという。

マイクロソフトがめざすのは、新しいテレワークのカルチャーを作ることだ。
今は笑い話にすぎないが、一昔前に電子メールを各社が導入し始めときに、そんなものが役に立つのかといった時代があった。

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