2014年10月31日 10:30
あらゆる分野での適用を目指す - Alteraが目指すSoC FPGAの方向性
Alteraは2012年にTSMCの28nmプロセスを採用し、ハードコアのARM Cortex-A9 MPCoreを搭載した第1世代のSoC FPGAシリーズを発表。2015年には第2世代となるTSMCの20nmプロセスを用いた「Arria 10 SoC」の提供を開始し、同年中には第3世代となるIntel 14nm Tri-Gateプロセス採用の「Stratix 10 SoC」がテープアウトする予定だ。これらSoC FPGAの提供により、Alteraは従来のFPGAが用いられてきた分野のみならず、より幅広い分野で同社のデバイスが活用できることを示すこととなった。果たして、同社のSoC FPGAは現在、どういった状況にあり、今後、どういったところを目指していくのか。同社のSenior Director,Product MarketingのChris Balough氏に話を聞く機会をいただいたので、その模様をお届けしたい。
第1世代となるVシリーズは2012年の出荷からおよそ2年を経た現在、日本でも計画を上回る採用数を達成したという。また、SoC FPGAの開発に利用されるSoC FPGA向けDS-5も100社を超す採用を達成しているほか、そのライセンス数も1000を超す状態にあるという。