2014年11月6日 07:30
vCloud AirはAmazonやGoogleと戦えるパブリッククラウド - VMware CEO
パブリッククラウドと言えば、AmazonやGoogleのサービスが高いシェアを獲得しており、ここ最近、各サービスの値下げが相次いでいるが、同社としてはこうした価格競争に関わるつもりはないという。
その理由について、「vCloud Airはパブリッククラウドといえど、企業向けの価値を付けた形で提供している。企業内のオンプレミスのシステムとシームレスに連携するvCloud Airであれば、データセンターを効率よく利用することを実現する。Amazon、Google、マイクロソフトと十分戦えるサービス」と、ゲルシンガー氏は説明した。
同社が掲げる戦略の1つに「SDDC(Software Defined Datacenter)」があるが、ゲルシンガー氏によると、vCloud Airでは、ネットワークの仮想化において活用されているとのことだ。「vCloud Airでは、物理的なファイアウォール、ロードバランサーを持っていない。このことは、コスト削減に貢献している」と同氏。一方、宮内氏は「これまで、企業はオンプレミスのシステムを抱えていたために、クラウドにシフトすることができなかった。
しかし、vCloud Airは、オンプレミスのシステムとパブリッククラウドを双方向でリンクすることができるため、企業のクラウド活用を推進するだろう。