転送ミドルウェア「HULFT」が6年ぶりにメジャーバージョンアップ
世界40カ国での導入実績があり、同種のアプリケーション群の中では世界第4位のシェアを獲得した。こうした状況を受け、新バージョンとなる「HULFT8」ではグローバル対応が従来以上に強化されたのも特徴だ。
HULFTシリーズは従来からグローバル対応していたが、従来の「HULFT7」では日本語版と英語版で機能差があった。「日本語版でできるから当然英語版でもできるだろうと思っていたことができない、ということがいくつかあった。HULFT8ではそうした機能差がすべてなくなる。1環境で作業者ごとに言語を切り替えることも可能で、日付形式も各国型に対応。さらに新機能のリリースも同時になる」と小野氏はグローバル機能強化について語った。
○転送速度が大幅に向上
HULFTシリーズの大きな特徴は、安心・安全で確実なファイル転送だ。
そして、非常に品質が高く、障害発生率なども低いという特色もある。世界的に見ても希有なレベルで品質を保っていることを小野氏は強くアピールしたが、新バージョンではそうした品質を保ちながらさまざまな機能向上をはかり、それでいてシンプルな使い心地を残したと語った。特に目に見えて向上したのが、ファイル転送の速度だという。