2014年11月17日 09:23
競争力強化のため、今、本当に有効な業務改善・改革の手法とは? (1) 課題抽出は「業務の見える化」から
ITの発達によって、さまざまな情報があふれる現代。次々と新たなトレンドが生まれ、消費者のニーズも刻々と変化してゆく中、企業にはそれに対応する力とスピードが求められる。瞬時に正しい判断をするには、正しい根拠が必要となってくるが、業務やシステムが複雑に絡み合っていたり、データが各地に点在したりしていると、適切な分析材料を取り出すことさえ難しい。分析ができたとしても、ニーズに基づく対応を全社的に浸透させるのには、さらなる時間と労力がかかってしまう。それを痛感されている方も多いだろう。
2014年12月2日にパレスサイドビル(東京都千代田区)で開催される「実践型ビジネスプロセス改革セミナー~キーパーソンが語る、業務改善の手法とIT活用~」では、複雑化した業務プロセスを見直し、リソースの有効活用を実現する手法と、ニーズへの即応力を育て、企業の競争力強化につながるビジネスプロセス改革について語られる。今回と次回、2回にわたって、その概要をお届けしよう。
○企業は業務レベルで環境の変化に対応できているのだろうか?
グローバル化の波やソーシャル/モバイルの普及によって、ビジネス環境と顧客ニーズが急速かつダイナミックに変化している。