研究者から絶大な支持を集めるCAEソフト「COMSOL Multiphysics」の最新版
だからこそ研究者たちを中心に支持が集まったと言える。
「ですが、速度と柔軟性を求められる現在のものづくりに対応するためには、設計部門や製造部門の方々が持つ、“ここを、こう変えたい”というご要望にもお応えする必要があります」(児島氏)
そして、そのためにバージョン5.0から追加された新機能が「Application Builder」である。例えば、研究開発部門であれば全ての項目を、設計部門であれば関連する10の項目を、製造部門であれば現場で必要な5つの項目を、それぞれに合わせて表示することができる。
「あまりにも表示される機能が多過ぎると、逆に何をすればいいか、どこを変えればいいかが分かりにくくなります。Application Builderでは、必要な機能と操作項目を選択し、表示を分かりやすく、かつ使いやすくカスタマイズすることが可能となります。現場だからこそ気が付く部分もあります。そんな時にでも、気軽にCOMSOLの解析機能が利用できる。Application Builderは、そのための仕組みとして追加されたものです」(児島氏)
なお、「Application Builder」