2014年11月21日 18:01
相対的に高い利回りと安定した値動きが魅力のバンクローン
しかしながら、2014年7月以降は、FRB(米連邦準備制度理事会)のイエレン議長が、ハイイールド債券やバンクローンなど一部の市場にバブルの兆候が見られると警告したことや、ウクライナなどの地政学リスクの高まりなどから、バンクローンの価格は下落傾向となりました。ただし、この間のバンクローンの価格は、その資産特性から、ハイイールド債券と比較して安定した推移となりました。
足元のバンクローン市場では、若干の調整局面が見られましたが、米国の景気回復に伴ない、引き続き、企業の信用力改善やデフォルト率の低位安定が見込まれることに変わりありません。加えて、今後、米国で利上げが予想される中、一般の債券と比較して金利上昇の影響を受けにくい特性を有するインカム資産として、バンクローンへの注目がさらに高まると考えられます。
(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)
(2014年11月21日 日興アセットマネジメント作成)
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