2014年11月25日 10:05
勝てる組織を作るためのデータ分析手法とは? - プロスポーツの実例に学ぶ
昨今、日本でもスポーツ分野における「勝つためのデータ分析」の重要性が認知され、試合中にタブレット端末が活用されているシーンを見かけることも珍しくはなくなってきた。ただ、データ分析をチームの「戦略」へと落としこむという観点では、欧米に比べ20~30年は後れをとっているとされる日本のプロスポーツ。この世界にMLB(メジャーリーグベースボール)の最新手法を取り入れるなどし、日本のプロスポーツの頂点に君臨するといってもいいプロ野球のレベルアップに専門家として貢献しているひとりがデルタの岡田氏である。本稿では、同氏が登壇予定のイベント「マイナビニュース フォーラム 2014 Winter for データ活用」(開催日: 12月9日(火) 会場: 秋葉原UDX)におけるキーノートセッション内容の一部をお伝えしよう。
○「ダメージコントロール」による弱者のための戦略とは
岡田氏は同講演で、弱小チームが王者に競り勝った過去のシーズンの実例などをもとに、ビジネスシーンでも役に立つ「競合分析に基づいたダメージコントロールによる"弱者のための戦略"」を解説する予定だ。
素人的な筆者目線ではあるが、プロ野球においては、十分なデータ分析のもとにシーズンを通じて各チームが熱戦を繰り広げている……というイメージがある。