2014年12月8日 07:00
APIで拡がるオンラインストレージの次世代プラットフォーム
企業間ファイル転送アプライアンス市場でベンダーシェア1位(*1)を誇るトライポッドワークス株式会社は、2014年11月に「企業におけるファイル転送やオンラインストレージの利用実態」に関するレポートを発表した(*2)。
同レポートによると、社外に向けたファイル転送の手段は未だに9割以上がメール添付となっている。その一方で、ファイルサイズの制限や拡張子による送受信の遮断やZIP暗号化の手間など、メール添付によるファイル転送には様々な課題が挙げられている。この課題の対策として利用が広がっている手段が、ファイル転送やオンラインストレージサービスである。
本記事では、同レポートを発表したトライポッドワークス株式会社 代表取締役社長 佐々木 賢一氏に話を伺い、企業間ファイル転送のこれからと、その為に同社が取り組む「GIGAPOD API」について解説する。
*1:2014年9月11日発行「ITR Market View:ファイル共有・転送/コンテンツ管理市場2014」
*2:調査レポート「企業におけるファイル転送とオンラインストレージの業務利用と期待」
○コンシューマー向けサービスを業務で使用することのリスク
メール添付では送受信できない大容量ファイルの転送手段として利用されるファイル転送・オンラインストレージサービス。