2014年12月10日 11:30
「IBM リーダース・フォーラム」開催 - JR東海やブラザー社長が今後のビジネスを語る
と述べた。
そして、クラウドについて同氏は、「2014年にリリースされたソフトウェアの91%がクラウドを前提にしている。クラウドは、製品ビジネスからサービスビジネスへの変化の象徴だ」と語り、エンゲージメントについては、「今後、企業、政府、コミュニティ、個人がより密接につながりを作っていく。世の中はメールからソーシャルに変わり、企業と個人が強いつながりを持つようになっている。そのため、ソーシャルが企業システムと密接に連携しており、一体となって社会に影響を及ぼすようになっている。情報システムは変わりつつある」と、最近の企業ITを取り巻く環境の変化を解説した。
○JR東海やブラザーが注力する事業や課題は?
続いてイベントでは、東海旅客鉄道(JR東海) 代表取締役社長 柘植康英氏、ブラザー工業 代表取締役社長 小池利和氏、日本IBM 取締役専務執行役員 エンタープライズ事業本部長 薮下真平氏によるパネルディスカッションが行われた。モデレータを務めたのは、経済産業省 中部経済産業局長 井内摂男氏だ。
パネルディスカッションの1つ目のテーマは、それぞれの企業が注力する事業や課題についてだ。
これについてJR東海の柘植氏が挙げたのは、リニア新幹線、海外展開、名古屋駅前の再開発の1つであるJRゲートタワー、日本の人口構成の変化への対応の4つだ。