2014年12月17日 07:00
IBMのサーバ事業売却、HP分社化はチャンス - Dellのエンタープライズ事業幹部
この戦略がIBMにとって正しいかどうかはわからないが、Dellからするとチャンスとなる。IBMは一流ブランドだが、チャネルパートナーから見るとUNIXベースのサーバ、ストレージなどしか持たず、インフラストラクチャを構成できるフルの製品ラインがそろっていない。AIX環境は日本では金融分野を中心に利用されており、シェアは安定しているが、世界的に見ると縮小傾向にある。現在はAIXを利用している業務も将来は標準ベースに移行するだろう。これはDellにとって商機となる。
HPは分社化によりパートナーは2社とやりとりをしなければならなくなる。これに対し、われわれはエンド・ツー・エンドでポートフォリオを持っているため、ワンストップショップとしてお付き合いいただける。
11月に開催したイベント「Dell World 2014」では、1億2500万ドルを投じてチャネルパートナーを支援するプログラムを展開することを発表した。
われわれはITのモダナイズ(モダン化)というトレンドを支援し、さらに加速していく。われわれはレガシーなシステムを持っていないので、これが可能だ。
●加速するコンバージド・インフラへの製品投下
--Dell Worldでは最新のコンバージド・インフラ「Dell PowerEdge FX2」