2014年12月17日 07:00
IBMのサーバ事業売却、HP分社化はチャンス - Dellのエンタープライズ事業幹部
ネットワーク分野も2桁で成長しており、シェアは7位から5位に上げた。
ストレージ分野は変革期にあり、ソフトウェア定義の方向に進んでいる。今後、ストレージはサーバに組み込まれていくだろう。そうなると、当社はサーバ事業で成長を続けているので、サーバ1台当たりの売上増を図ることができる。注目すべき製品としては、「Dell Storage SC4020」を紹介したい。これはミッドレンジ向けのファイバーチャネルストレージ製品で、ストレージ分野の成長を加速する製品となった。当初はアジア市場のニーズに合わせて開発した製品だったが、現在はグローバルで展開している。
われわれには素晴らしい製品と製品ロードマップ、戦略があり、優秀なチームがある。
今後も市場の見通しはよいが、唯一の懸念材料を挙げるなら為替レートの変動だ。
--Hewlett-Packard(HP)の分社化、IBMによるx86サーバ事業部の売却などがあった2014年はエンタープライズ分野にとって変動の一年だったが、どう見ているか?--
Marrs氏: われわれにとってチャンスが増えた1年だったと思っている。
IBMはずいぶん前にPC事業から撤退し、今回x86サーバ事業を切り離した。