くらし情報『シリコンバレー101 (595) Facebookが利用者を「ユーザー」と呼ばなくなった理由』

2014年12月22日 09:34

シリコンバレー101 (595) Facebookが利用者を「ユーザー」と呼ばなくなった理由

つまり、Facebookを使う人は「Facebookユーザー」ではなく、「Facebookを使う1人の人」というわけだ。

ピープルという表現には、一般的に対象を尊重しているニュアンスが含まれる。例えば、「Japanese are…」だと「日本人は…」だが、「Japanese people are…」とすると「日本の方々は…」という感じになる。利用者をピープルと呼ぶことで、より顧客を重んじる感じが伝わる。でも、ユーザーをピープルと呼び変えることで、サービスを構築する側が使う人のライフスタイルまで感じ取れるようになるものだろうか。

これは英語ネイティブに確認するしかないと質問してみたところ、「それはピープルを使うようにしたのではなくて、ユーザーという言葉を使わないようにした結果だよ」と言われた。ユーザーというと、日本語ではサービスを利用してくれる人とのつながりが感じられるような言葉だが、米国で顧客のことをユーザーと呼んでいるのはテクノロジー産業とドラッグディーラーぐらいなのだという。「エっ、そうなの!」と疑問に思い、「user」を英英辞典で調べたら「何かを使う人、またはコンピュータや他のマシンなど何かを操る人」

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