Microsoftのクラウド時代を支えるデータセンターの秘密 - 阿久津良和のWindows Weekly Report
2014年2月から運用を開始した日本データセンター(東日本リージョン/西日本リージョン)は後者のパターンだと、日本マイクロソフト業務執行役員 プラットフォーム戦略本部長の越川慎司氏は説明する。
Microsoftは各国にデータセンターを開設するにあたり、Microsoft AzureやOffice 365を開発・管理する製品グループのビジネス部門が、どの地域に需要があるかをあらかじめ調査。その結果を、どの地域に設備を設置すればよいか判断する設備部門「GFS(Global Foundation Services)」の総合的結論でデータセンターの設置に至るという。
GFSの役割は多岐にわたる。現在Microsoftはビジネス&コンシューマー向けサービスとして200を超えるクラウドサービスを展開中だが、そのインフラはもちろん、10万人以上のMicrosoft社員用のインフラを支えるのも役割のひとつ。その他にもデータセンターの建物やラックのデザインを担当する部門、ストレージ容量を総合的に管理する部門、ソフトウェアライセンスを発行するMOC(Microsoft Operation Center)