くらし情報『Microsoftのクラウド時代を支えるデータセンターの秘密 - 阿久津良和のWindows Weekly Report』

Microsoftのクラウド時代を支えるデータセンターの秘密 - 阿久津良和のWindows Weekly Report

この他にも日本リージョンに増設する施設の模型をもとに、データセンター全体の構造について説明が行われた。東日本に増設したデータセンターは、積層ゴムと呼ばれる"ゴムの柱"で支えて地上から浮いた構造になっているそうだ。地上からの震動をビルに伝えない構造になっているという。さらにオイルダンパーなど免震用システムを組み合わせ、ビル全体の"揺れ"を大幅に軽減。ちょうど東日本大震災時は今回増設したビル内で工事中だったが、現場の関係者は地震発生に気付かなかったそうだ。

仮にビル自体が半壊しても地下50メートルに設置した耐震通信トンネルを経由して、国内の別リージョンへデータを移すことが可能。また、ユーザーが許可を出せば緊急対応として海外リージョンへ逃がす選択肢もあるという。さらに緊急時に自動復旧などを可能にするレジリエントネットワークも強化し、Microsoft Azure機械学習をベースにしたモニタリングシステムと組み合わせて、トラブルが発生する前に機材を入れ替えるシステムの導入を予定している。


越川氏は「我々は東日本大震災に関するデータを持っているからこそ、自然災害が多い日本でのデータセンター運用を可能にしている」

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