くらし情報『あの日あの時あのコンピュータ (10) 世界最軽量のPC/AT互換機はウルトラマン - 日本IBM「Palm Top PC 110」』

2014年12月25日 21:26

あの日あの時あのコンピュータ (10) 世界最軽量のPC/AT互換機はウルトラマン - 日本IBM「Palm Top PC 110」

が展示されます。500gと軽量でありながら、Intel i386SL-20MHzのCPUを搭載し、2MBメモリ、VGA(640×480)の16階調モノクロ液晶、単三電池4本で駆動する、ブラック基調のスリムなDOS/Vパソコンでした。そのデザインが映画「2001年宇宙の旅」に登場する岩板のようなモニュメント「モノリス」にそっくりなことから名付けられたようです。

ただ、この画期的な製品は残念ながら市販化されることはありませんでした。筆者の想像ですが、ビジネス的な要素は別にして、機能面で5インチ未満のVGAに表示される文字が小さすぎ、さらにバックライトがないモノクロ液晶だと視認性が悪かった、といった理由があったのではと思います。そんな中、シャープ「ザウルス」や、Appleの「ニュートンMessagePad」の登場、第7回コラムで触れたYHP「HP-200LX」のビジネス的な成功など、モバイル端末が元気づいた次期でもあります。HP-95/100/200LXはWindows 3.1の動作が難しいスペックでしたので、PT110でWindows 3.1が動くというのは、モバイルユーザーにとって大変魅力的でした。

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