2014年12月30日 08:43
黒子のバスケコスプレのWi-Fi忍者!? - 携帯キャリアのコミケ電波対策事情
その内、特に混雑が見られる西側駐車場では、黒子のバスケラッピング移動基地局車を配置していた。
担当者によると移動基地局車を1つのイベントに5台も投入することは異例とのことで、「トラフィック量は回を重ねるごとに、2割程度増えている」とも話しており、コミケの特殊な環境に毎度驚いているようだ。
移動基地局車は今回から、グループ会社であるワイモバイルの電波にも対応。Wireless City PranningのAXGP(TD-LTE)の2.5GHz帯にも対応しており、対応周波数帯はソフトバンクの900MHz帯(3Gのみ)、1.7GHz帯、2.1GHz帯と合わせて多岐に渡る。
イベント会場における移動基地局車のバックホール回線は、光ファイバーケーブルを接続するケースが多い。また、KDDIやコミケ86のソフトバンクは、CANOBEAMと呼ばれるレーザー光を利用した通信規格(最速1.25Gbps)を利用していた。
ただし、担当者によるとこれらの回線を配備するにはいくつかの問題点が見られるという。例えば、光ファイバーケーブルでは、イベントごとに部材を調達しなくてはならず、すぐに廃止してしまうためコストがかさむ。