くらし情報『黒子のバスケコスプレのWi-Fi忍者!? - 携帯キャリアのコミケ電波対策事情』

2014年12月30日 08:43

黒子のバスケコスプレのWi-Fi忍者!? - 携帯キャリアのコミケ電波対策事情

また、CANOBEAMは、周辺環境の変化に弱く、逐次方向の確認を行う必要があるという。

そこでソフトバンクが今回から投入した技術が「FWA(Fixed Wireless Access)」だ。これは、26GHz帯の周波数帯を利用する通信規格で、見通し通信によって数百Mbpsの通信速度を実現する。東京ビッグサイト近くのソフトバンク基地局に備え付けてある受信機と接続しており、直進性が高い26GHz帯によって"見通し通信"を行う。なお、この周波数帯の免許はソフトバンクモバイルではなく、ソフトバンクテレコムが取得している。

直進性が高い周波数帯であるため、「親局にピッタリアンテナを向けないと最高の品質が取れない」(担当者)とのことで、専門の"職人"であっても1~2時間の調整が必要だという。

そこでソフトバンクは、自動方向調整を行う専用の機器を開発し、5~10分で受信機との方向調整を行えるようになった。

ただし、このデモンストレーションを行った東京ビッグサイトでは、周辺環境が整っており、わずか数秒で基地局との調整が完了してしまった。
担当者はまさかの事態に苦笑いを浮かべつつも「山間部などのイベントでも利用する場合があるため、遮蔽物が多いことを想定してこの機能を用意している」

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