文音、父・長渕剛から受け継ぐストイックさ 改名“長渕”外しの理由も語る
あいさつはちゃんとするように両親に言われました。俳優として、というより人としての礼儀です。そのあたりは、めちゃくちゃ厳しいです。礼儀、あいさつ、義理人情。そういう教育を受けて育ちました。
――そういうご両親の影響が、自分の表現に出ているなと思うことはありますか?
あります。母が仕事をしている姿は見ていないのですが、父親がひとつの作品に立ち向かう姿は見ていました。彼は本当にストイックだし、一切の妥協をしないし、自分が納得するまでとことん追求する性格なので、それは血として少なからず、私の中に入っているような気はします。
――あれだけの人々を感動させる音楽は素晴らしいですよね。
すごいと思います。私もひとりのアーティストとしてすごく尊敬していますし、本当に偉大な父親だと思っていますし、本当に背中が大きいんですよ。ずっと追いかけていきたいなって思っています。
――こういう女優になりたいみたいな目標はあるのですか?
なんでも器用にこなせればよいのですが、私は器用じゃないというか、すごく不器用なんですよね。だから不器用なりにいろいろなことができればいいなと思います。デビューの頃から言い続けていますが、リヴ・タイラーが大好きなんです。