文音、父・長渕剛から受け継ぐストイックさ 改名“長渕”外しの理由も語る
でも、私の仲がいい友達同士ではそういうことをしない。そのままの自分でいられるから、良いところも悪いとことも見せられる。それは本当の友達だなって思います。
●父・長渕剛への尊敬「ずっと追いかけていきたい」
――ところで、そのもっと前、2014年頃ですが、芸名を変えられて、下の名前だけにされたと思いますが、そこにはどういう思いがありましたか?
深い理由はないんです。不便だったんです。
――不便?
そうです(笑)。長渕文音で最初にデビューして、2012年~14年までニューヨークに行っていて、そこでたくさんの演劇を学び、帰国するわけですが、日本の現場では常々思っていたことは、すごく単純なことなのですが、「長渕さん!」と呼ばれるわけですよ。「長渕さん入ります!」と現場で言われると、これが父のことを指す固有名詞になっていて、「長渕さん」と聞くと、頭の中に絶対「剛さん」が出てきますよね? それがすごく違和感というか、回りもざわついちゃうんです(笑)
――おっしゃるとおりですね。
まず連想しますね。
そういうことが多々ありまして、同一人物が同じ業界にいたら名前を変えるみたいな、そういう感覚で改名しました。