2014年12月31日 10:28
スマホが日常生活とさらに融合 - 2014年のスマホを言い表す一字「融」
今年始まった身近なサービスといえば、テレビの「リモート視聴」が挙げられる。次世代放送サービスに関する技術仕様の策定/普及促進を担う団体「次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)」は2月、自宅のビデオレコーダーやテレビで受信した映像をインターネット経由を介して外部から視聴可能にする「リモート視聴」の規格を公開、間もなく対応製品が発売された。対応AV機器そして通信回線さえあれば、どこにいても録画済番組はもちろん生放送さえ視聴できるのだから、スマートフォンがテレビのあり方を変えた、と言っても言いすぎではない。
●スマホの存在は住宅機器にまで
○これからも生活を変えうる存在
そう、これからもスマートフォンは我々の生活を変えうる存在だ。昨年まではAV機器と自動車だった連係対象は、今年に入ってから住宅機器にまで範囲を広げた。いわゆる「スマートハウス」だ。
Googleは今年1月、人工知能を搭載したサーモスタット(自動温度調節器)で知られるNest Labsを買収すると発表。スマートフォンで家庭のエネルギー消費量を監視/管理できる「Google PowerMeter」を2011年に終了、スマートハウス分野は再挑戦という形になるが、32億ドルという巨額の買収費用からはGoogleの意気込みのほどもうかがえる。