ネットワークを「見える化」しよう! (3) これがRTX1210の「ネットワークの見える化」だ
しかも、前回に取り上げたようにRTX1210はWebブラウザによるGUI(Graphical User Interface)で、比較的容易にIPsec VPNのトンネルを "貫通" させられるというメリットがある。この「VPNと見える化がセットで手に入る」ことのメリットは、専任管理者を置く余裕がない中小規模の組織や企業にとって、特に魅力的に映るのではないだろうか。
前述したように、RTX1210ではネットワーク構成だけでなく端末情報も得られるようになったので、資産管理のベース資料を作る役にも立つ。そういう使い方に配慮して、端末情報の一覧をカンマ区切りテキスト(CSV)ファイルで吐き出せるようになっている。実は、最初にSWX2200をリリースして「ネットワークの見える化」をアピールしたところ、「その先の情報も見たい」というリクエストがたくさんあったのだそうだ。つまり、ネットワーク機器の接続状況・動作状況だけでなく、どこにどんな端末機器がつながっているかも知りたい、というわけだ。
それに可能な限り応えようとしたのがRTX1210だ。といっても、ネットワーク機器にできることには限りがあり、端末に関して得られる情報は(Windowsネットワークの)