ネットワークを「見える化」しよう! (3) これがRTX1210の「ネットワークの見える化」だ
ネットワークの管理プロトコルというと、SNMP(Simple Network Management Protocol)がよく知られている。筆者自身もSNMPに対応したネットワーク機器を試してみた経験があるが、お世辞にも「簡単」とはいえない。
ヤマハルータでも、機種によってはSNMPに対応している(対応機種はこちら)。ネットワークの規模が大きく、専任の管理者を置けるぐらいの組織であれば、SNMPをフル活用して運用管理の体制を構築するのもよいだろう。しかし、専任の管理者を置けないような中小規模の組織では、もっと簡単に使えるソリューションが求められる。そういう場面において、対応ハードウェアさえ用意すれば手間いらずで使えるヤマハのルータとスイッチの組み合わせは、大いに重宝されるのではないだろうか。
○リンクアップ速度や統計情報も把握できる
実は、単に構成情報を得られるだけでなく、ポートごとにリンクアップ速度や統計情報を表示する機能もある。
たとえば、「ギガビット・イーサネットのハズなのに遅いように感じる」というクレームが上がってきたときに、「実は低速な規格でリンクアップしていた」なんていう事象を突き止めるところまでは容易にできる。