くらし情報『大阪大学ら、"無人"の記者会見で2体の対話ロボット「CommU」「Sota」を発表』

2015年1月21日 13:23

大阪大学ら、"無人"の記者会見で2体の対話ロボット「CommU」「Sota」を発表

大阪大学ら、"無人"の記者会見で2体の対話ロボット「CommU」「Sota」を発表
科学技術振興機構(JST)、大阪大学、ヴイストンは1月20日、共同で記者会見を開催し、新型の対話ロボット「CommU(コミュー)」と「Sota(ソータ)」を発表した。CommUは研究者向け、Sotaは普及型という位置付けで、それぞれ販売を行っていく。Sotaの価格は税込10万円以下になる見込みで、量産出荷は7月開始の予定。

人間は当たり前のように「対話」を行っているが、実はロボットにとって対話は非情に難易度が高い行為だ。そもそも、雑音だらけの生活環境の中で正確に音声を認識するのは難しいし、認識したとしても、適切な返事ができなければ対話をしている感覚は得られない。そうした技術的課題のため、今までの対話ロボットは、どうしても「ロボットが相手」と強く意識せざるを得ないものになってしまっていた。

自然な"対話感"を実現するためにはどうしたらよいか。大阪大学の石黒浩教授と吉川雄一郎准教授が考えたのは、1体ではなく、複数体のロボットを使う方法だ。


「人間とロボットが1対1だと、人間は必ず、ロボットが自分の言うことを理解して当たり前だと考えてしまう」と石黒教授。だから、ロボットが理解してくれないと、苛立ちを覚えてしまうわけだ。

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