くらし情報『大阪大学ら、"無人"の記者会見で2体の対話ロボット「CommU」「Sota」を発表』

2015年1月21日 13:23

大阪大学ら、"無人"の記者会見で2体の対話ロボット「CommU」「Sota」を発表

でもロボットが2体いて、ロボット同士が対話をしていたら、人間は横から参加する形になる。「人間は適応能力が高い。自分の代わりに誰かが喋ってくれれば、ちゃんと対話感を持てる。それが一番大きな発見だった」という。

さらに、「1対1だと音声認識をちゃんとやらないといけないが、ロボットが2体いれば、音声認識に失敗しても対話感が得られる」という。実際に、記者会見で披露された対話のデモでは、CommU/Sotaは人間(今回はアンドロイドだが)が話した内容は一切理解していないとのこと。単に発言が終わったことだけを検出し、「そっか」などと曖昧な返事をして受け流すようになっていた。

ただし、CommUもSotaもマイクやカメラを内蔵しており、やろうと思えば、音声認識や画像認識も可能。
今回のデモでは音声認識していなかったというだけで、すべてはアプリケーション次第というわけだ。

もしかしたら、「人間の話をまったく聞いていないのに対話と言えるのか」と思うかもしれない。だが、人間も常に相手の話を理解しているわけではないし、それに本当に対話しているかどうかよりも、対話している「感覚」の方が重要なニーズやアプリケーションもあるだろう。

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