冷蔵庫だけでもこのような様々な可能性があるのだから、ウェアラブル端末を付けている人間、家電間での連携や自動車、会社の設備でIoTが当たり前になった場合、映画やアニメでみるような便利で快適な世界が一段と近づくだろう。
○情報セキュリティ教育が必須!?
ここまで様々な可能性や便利になりますような話を述べてきましたが、セキュリティという問題を忘れてはならない。ネットワークにつながる物すべてがサイバー・ハッキングの対象になります。
セキュリティ対策を怠っていない国や大企業でさえ情報が流出してしまうニュースを目にしますが、セキュリティ対策が殆どなされていない家庭や中小企業ではどうなるかは想像がつくことと思います。IoTが当たり前になった世界では今まで以上の個人情報流出事件や遠隔操作による事件、事故が発生する可能性がおおいにありうる。今後は基本的な情報セキュリティ教育が義務教育化されるかもしれないし、市町村レベルでセキュリティ担当者の設置等、国全体で情報セキュリティを強化が叫ばれることになることでしょう。利用者が安心して使用できるIoTになるには、IT業界以外の技術者や経営層、関わる人々全体で話し合っていきセキュリティに関して対応していかなければなりません。