2015年2月1日 10:00
フィギュア製造の現状と課題、そして国内工場新設の理由 - 安藝社長に聞くグッドスマイルカンパニーの視点【前編】
もともと工場で働いていた人が多いので、ポジティブに迎えていただけるのではないかと感じました。
――雇用の促進など、地域活性化につながるのではという期待もあります。
最初からそこまで考えていたわけではないのですが、鳥取や倉吉の方と話していると、そうした期待が大きいことも伝わってきます。弊社としても、ぜひ応えたいという気持ちですね。倉吉市という場所が発展するのは僕たちにとってもハッピーなこと。倉吉は住みやすいし、ご飯は美味しいし、温泉もいっぱいある。若い人たちも快適に暮らせる町だと思います。まだ具体的には決まっていないのでどうなるかわかりませんが、古い木造の円形校舎を美術館にしようとする動きもあって、僕たちにも展示会をやりませんかとお声がけいただいたりしています。
アート系を志望している方が移住するのにも良いでしょうね。
●中国で既存の工程を効率化するだけでは、生産技術の"イノベーション"は起きない
――そんな中、楽月工場の第一弾商品となる『ねんどろいど 桜ミク Bloomed in Japan』、そして第二弾商品となる『figma 馬(茶)/(白)』が発表となりました。桜ミクは倉吉市の名物である打吹公園だんごを手に持っていますね。