2015年2月2日 11:18
ゼロから始めるIT資産管理 (2) 情報漏洩対策に必須な外部メディア管理
だからこそ、日頃からしっかりと操作ログの取得・監視を行い、セキュリティポリシーに違反するような行為があった場合には即座にそれを見つけ出す状態を保たねばならない。
○適切なセキュリティポリシーの運用とツールの活用により外部メディアの接続管理
前述した通り、情報漏洩を防ぐためには、外部メディアの接続を制御することと、定期的な操作ログの取得が必要不可欠となる。これらは、例えば前回も登場したクオリティソフト社の「QND Advance」などのIT資産管理ツールを用いることで実現可能となる。
一般的なUSBメモリやSDカードはもちろん、スマートフォンやデジタルカメラなど、PC接続時の認識が異なる外部メディアについても制御が可能だ。またデータ転送にソフトウェアが利用されるようなiTunesなどの利用についても制限を加えることができる。これら複数の機能を駆使することで、情報漏洩のリスクをかなり抑えることが可能となるだろう。
しかし、どれだけ優秀なツールを採用しても、それを利用するポリシーが適切に運用されていなければ、宝の持ち腐れである。
ポリシーと権限の割当が適切かどうか、またそれがしっかりと運用されているかどうかを定期的に見直し、確認する。
その上で、資産管理ツールを利用することが大切だ。
次世代スクールバス乗車管理システム「AiBus」浦和学院で6月1日運用開始 学生の安全と利便性を向上