くらし情報『一冊の新書の向こうには、国道マニアの世界が広がっていた - 『ふしぎな国道』著者・佐藤健太郎に聞く国道の魅力』

2015年2月2日 11:45

一冊の新書の向こうには、国道マニアの世界が広がっていた - 『ふしぎな国道』著者・佐藤健太郎に聞く国道の魅力

実際に国道を最初から最後まで走ってみる「国道完走」趣味の人もいますし、歴史研究に打ち込む人もいます。最大派閥は、国道らしからぬ細くて荒れた道、"酷道"を走るというジャンルで、mixiのコミュニティは1万人を超えています。それに最近は、廃道を探検するカリスマみたいな方がいて、廃道も一大ジャンルになりつつあります。僕は酷道も行きますけれども、かつて国道であった道、「旧道」の経路を探るのも好きですね。

――どうして国道に興味を持たれたんですか。

ドライブが好きというのが大きなところです。それから説明が難しいのですが「数字が1から順番についているもの」に惹かれるというのもあります。僕の本業は化学の分野ですが、周期表を1から順に記憶していたり、プロ野球選手の背番号だけやたら覚えていたり。
数字が並んでいるものが好きだから、道路の中でも高速道路や林道にはあまり興味がないのかもしれません。(番号がついている)国道を全部見たくなる、マニアックなところがあるんです。

道路も探っていくと結構謎があるんですよ。たとえば、国道には欠番があり59~100号が抜けています。地図を見ながら、「なんでこの道はこんなに回り道しているんだろう?」

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