くらし情報『一冊の新書の向こうには、国道マニアの世界が広がっていた - 『ふしぎな国道』著者・佐藤健太郎に聞く国道の魅力』

2015年2月2日 11:45

一冊の新書の向こうには、国道マニアの世界が広がっていた - 『ふしぎな国道』著者・佐藤健太郎に聞く国道の魅力

単価は高くなりますが、そのほうがよいだろうと。

――知られていないノウハウを伝えるサイエンス系の本の経験が生かされているというお話がありましたが、新書でもそれは同様ですか。

生かされたと思います。僕がブログを書き始めたときは、読者を大学1年生くらいに想定して書いていたのですが、絞ったのが良かったと思うんです。理系の大学1年生くらいに向けて書くと、がんばれば高校生も読めるし、専門の研究者には「そういうこともあるのか」というふうに受け取ってもらえる。そこを狙ったのはあります。ブログだと、以前はブックマークで常連の方もいたんですけど、最近はTwitterとfacebookを通じて見に来る人もいて、ブログのエントリーごとに読者が違いますし、「この話題だったらこういう人が来るんだろうな」と、エントリーごとに考えて書いています。

●道路を利用するすべての人に読んで欲しい

――ブログでの反応は実際に本の執筆にも影響していますか。


すごく影響しています。特に、距離の測り方みたいなところでしょうか。世の中には"伝わらない悲劇"がたくさんありますが、伝わらない原因の8割方は相手との距離を測り間違っているだけだと思うんです。

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