2015年2月5日 11:59
ARMのARM v8-Aベース次世代CPUコア「Cortex-A72 」 - 次世代スマホに求められる高性能化と電力効率はどのように実現されたのか?
●Cortex-A15比で3.5倍、Cortex-A57比で1.8倍の性能向上を達成したCortex-A72
○次世代スマートフォンが要求する性能に対応するハイエンドCPUコア「Cortex-A72」
英ARMは2月4日、ARM v8-Aに基づく64bitアプリケーションプロセッサのハイエンド製品として「Cortex-A72」を発表したと同時に、これに合わせる形でGPUコアの「Mali-T880」なども発表した。この新製品発表会は英国・アメリカと北京で行われており、この北京での発表会の模様をお届けしたいと思う(Photo01)。
説明会では、スマートフォンの性能に対する要求が相変わらず高いままであることに触れた上で(Photo02)、ここに向けてCortex-A72とMali-T880、およびCCI-500とTSMCの16nm FinFET+対応POP IPが提供されることが明らかにされた(Photo03)。
さてこの製品は現状ではハイエンド向けという形になるが、ではハイエンド向け製品にはどのようなニーズが求められているのかというARMなりの回答がこちら(Photo04~09)。
もちろんマジョリティである大多数のユーザーにとっては、現状ではまだこんなニーズは無いだろうし、そうした性能を求められてはいない。