部屋選びの盲点?! 部屋の位置を間違えるとカビや騒音に悩まされる?
光熱費は中住戸と比べて高くなると考えておきましょう。
また、最上階は人の出入りが限定されます。つまり、ひと目につきにくいので意外にも防犯面ではやや劣るというデメリットがあります。窓やドアの鍵を閉め忘れておくと、犯人はだれにも会わずに室内に侵入してしまうのです。「最上階だから」と気を緩めず、鍵かけを励行しましょう。
なお、エレベータがない物件では、引っ越しが大変という声も。窓から家具を釣り上げなければならない場合は、引っ越し費用が高くつくでしょう。
ところで、マンションやアパートのなかには、住宅の半分が地面より低い構造の「半地下」物件があります。
一般的に、1階より安い家賃が設定されています。メリットは1階で示したものと同様です。デメリットは1階以上に湿気がこもりやすいので、カビ対策を意識しておくことでしょう。一方で、周囲からくぼんだ敷地のなかにあれば、豪雨のときに浸水するリスクがあります。自治体のハザードマップで住まいの高低差を確認しておきましょう。これらに納得すれば、家賃が安いのでオトク感があります。
■見逃しがちな共用部分。騒音が気になる場合も……
もう一つ気にしておきたいのが、エレベータや階段など住戸の共用部分の施設と自分の部屋の位置です。