花粉・PM2.5対策に! 日本気象協会とP&Gが「部屋干し指数」を開発
「抗ロイコトリエン薬」などの内服薬をできるだけ早い時期に服用することだという。このほか、スギ花粉エキスを体内に吸収させる「皮下免疫療法」や「舌下免疫療法」なども有効とのこと。
次に花粉の体内への侵入を防ぐ方法として、飛散量の多い日は外出を控えること、外出する場合にはマスクとメガネを装着することをあげている。
そして、花粉を室内に持ち込まないためには、洗濯物などの衣服の扱い方がポイントとなる。具体的には、「花粉が付着した衣服をはたくことと、洗濯物を屋外干しから部屋干しに切り替えることがあげられます」と清益氏。
実際に、清益氏が監修した花粉付着モデル実験では、花粉の飛散量が多いと「ウール」「綿」「ポリエステル」の3種類の衣服素材への付着量も多いことがわかっている。
○正しい洗濯物の干し方とは?
同発表会には、"洗濯王子"こと洗濯アドバイザーの中村祐一氏も登場。中村氏は、部屋干し特有の嫌なニオイの原因を「洗濯物の湿り気によって衣類に繁殖した雑菌」とし、それを防ぐための洗濯物の洗い方と乾かし方のポイントを伝授した。
洗い方のポイントは、洗濯物を溜め込まず、できるだけこまめに洗濯することだという。