2015年2月18日 10:29
2015年は花粉に泣かされない! - 花粉症の予防・対策と最新治療法を紹介
大久保教授は、スギ花粉症の有病率は1998年に比べて2008年ではほとんどすべての年代で増えていると話す。「有病率は決して高くないのですが、一回かかると治りづらいということがわかります」と、完治がなかなか難しい花粉症のやっかいな性質を指摘した。
○花粉を寄せ付けないための簡単な行動
そんな花粉症の悩みから抜け出すにはどのようにしたらよいのか。大久保教授は2つの観点から「対花粉症」の解説をしてくれた。
抗原の除去と回避
2つの「対花粉症」のうちの1つは、日常生活においてなるべく抗原(花粉)を寄せ付けないように努めることだ。特別な施術などをすることなくスギやヒノキの花粉を回避するには、下記のことに取り組むとよいという。
■飛散の多いときの外出を控える
■飛散の多いときは窓・戸を閉めておく
■飛散の多いときは外出時にマスクやめがねを着用する
■外出時に毛織物などのコートは避ける
■帰宅時は衣服や髪をよく払ってから入室する
■帰宅時に洗顔、うがいをして鼻をかむ
■掃除を励行する
○自ら実施できる舌下免疫療法
そしてもう1つの対策方法が、根本的解決を目指す「免疫療法(減感作療法)」